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日常あったことや、その時々の萌えを語り散らす場。
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今年はうるう年ですね4年に一度しかない29日ですね!
だからどうということはないのですが、何となく楽しくなってくる。
それ以外にも、今年は休日と祝日が被ってる日がかなり多くてがっかりというのもありますが。

話変わり、小話なんぞ書いてみました。
切ないお題で書けそうなのがまだあったので消化。

・腐向け
・クラギグ
・クラトスしか出てこない
・ある意味では死ネタ

以上がOKな方は続きからどうぞ。




※ラスダン突入時


船の甲板から、遥か向こうに見える場所を見つめる。
危険だからと今は離れた、世界樹の麓。
ついさっき、あの場所にディセンダー二人を送り届けてきたところだ。
この世界のため、そしてあそこで待ち受けている者を救うため、戦うことを選んだ二人を。

強い風が絶えず吹きつける上空にありながら、それでも鳶色の髪の男は船内に立ち去ることなく世界樹を見つめていた。
「必ず勝てよ」と励まして仲間達は送り出したが、確実に勝てると言える戦いではない。
相手だってかなり力をつけている。
それでも、不思議とここぞという場で"負ける"などという不安を抱かせないのが彼らだった。
考えていたのは、勝敗の結果ではない。その先だ。
あの二人が物語として伝わる通りにするのならば、きっとここに戻ってくることはないだろう。
世界を救い、役目を終えたならば、再び世界樹へと帰る。
そう考えてから、さっきまでの情景を思い出す。
思えば、あまりにもあっさりとした別れだった。
仲間達は皆思い思いに言葉を交わし、チャットなど、うっすら目に涙を浮かべている者すらいたというのに、クラトスが発したのはおおよそ普段と変わらない小言だけ。

自分は介添え人だ。ディセンダーが役目をまっとうする為にその手伝いをする。
最後の戦いに赴く彼らに、私情を挟むわけにはいかない。
本音を言えば、もう少し話をしておけばよかったと、もっと気持ちをちゃんと伝える努力をしてみればよかったと、多少の後悔が胸を襲ったのだが。
次はいつ会えるかはわからない。「戻ってこい」と言った仲間達の想いを知らぬ訳ではないだろうが、ディセンダーとはそういうものなのだ。
小さく俯くと、長い前髪が前方を隠し、世界樹が視界から外れる。
別れるのが平気な訳ではない。出来るならば共にあの場へ行き、せめて最後の姿を見送りたかった。
だが「自分達だけで行く」という思いを尊重し、少しだけ早い、そして素っ気ない別れを迎えた。

それでも、これは必要な別れだ。次にまた出会う為の別れなのだ。
再びディセンダーの力が必要になるような事態にはならないに越したことはないのだが、それでも数百年もすればきっとまた会えるだろう。
クラトスは普通の人間とは違う。不死ではないが、時の流れによって死に追いやられることはない。
この時代が過去になり、物語となった先までずっと待ち続けることが出来る。

今の記憶を持って生まれて来るかはわからない。今度のように、不完全なままかもしれない。
昔々の、少し口は悪いが素直に笑い、自分を好いてくれたギグに会えることは、もう二度とない気がする。
だが今の常に不機嫌そうな顔も、噛みついてくる態度も、慣れれば可愛いものだ。
次に降りてきた時、自分のことを全て忘れていたとしても、まだ人間を嫌っていたとしても。

あの頃の笑顔を、今の刺々しく名を呼ぶ声を、変わらぬ金色の長い髪を自らが覚えている限り、千年でも待とうと思う。





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切ないセリフったー
お題「(うつむいて)これは、出会う為の別れなんだ」

切ないお題2つ目。クラトス編です。
「切ないセリフ」がお題なのに一言も喋ってませんがね!
クラトスはそんなに独り言言うキャラではないと思って…。
何か考えてても、口には出さず頭の中だけでぐるぐるしてそうで。
なのでせめてお題の文字だけは入れてみました。

2と3のどちらでも読めるようにしたつもりですが、介添え人という設定があるし、どちらかというと2寄りかな?
二人がラスダンに行く前は、自分は介添え人だというのもあってあまり本心伝えることはないんじゃないかなと。
そしてまた、次に会う時のために長い間待ち続ける。
ゲーム中のウッドロウさんの台詞からすると、クラトスはずっと世界にいて生きてるようですし。
そういや話の中ではロードとギグ二人だけで行ったことになってますが、実際ゲームではクラトスには前衛およびファーストエイドマシンになってもらってました。

また数百年もしくは千年くらい経ったら会えるかなと覚悟決めて待つつもりでいたら、継続プレイで割とあっさり帰ってきちゃって拍子抜けするといい。
そんで覚悟してた分抑えようとしていたのが溢れて思わずぎゅっとして蹴られればいい(←

では、ここまで読んでくださってありがとうございます。
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